イメージ画像
Topics
News 2026.05.08

S1PCの抗老化研究で新知見 Cell Metabolism掲載(5/8(JST))のお知らせ

湧永製薬株式会社 研究グループと一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構(IRPA)の今井眞一郎代表理事は、S1PC™(S-1-プロペニル-L-システイン)が加齢に伴う骨格筋機能の低下を抑制することを世界で初めて発見しました。
この研究成果は、2026年5月8日(JST)に国際的権威のある科学雑誌「Cell Metabolism」に掲載されました。

生体内でのエネルギー産生に必要なNADの合成の鍵となる、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(NAMPT)という重要な酵素は、私たちのもつ脂肪組織から血中に分泌されています。これが取り込まれた臓器や組織でNAD合成を促進します。特にこの脂肪由来のNAMPTは、老化のコントロールセンターとされる脳の視床下部においてNAD量を増加させ、体内の老化を制御していることが明らかとなっています。
今回の共同研究では、熟成ニンニク抽出液に含まれる成分の一つであるS1PCが、
●脂肪組織におけるLKB1の活性化を介してNAMPTの分泌を促進すること
●視床下部におけるNAD量を増加させること
●老齢マウスの骨格筋の強度を高めること
●S1PCとNMNを併用することで、よりNAMPTの分泌が促進されること
●健康な脂肪量を維持しているヒトにおいて、S1PCは 血中のNAMPT量を増加させること

が明らかとなり、S1PCが加齢に伴う骨格筋機能の低下を抑制することを世界で初めて発見しました。

近年、健康長寿社会の実現に向けた取り組みが国内外で大きな関心を集めています。なかでも、健康維持に寄与する技術開発は大きな課題の一つです。
本研究は、健康長寿の実現に寄与する新たな可能性を示すものであり、老化予防分野において意義ある成果となりました。これからも科学的な知見の蓄積を進めながら、より良い形で社会に貢献できるよう、研究を続けて参ります。

※”S1PC”は、株式会社ワクナガホールディングスの登録商標です。

【論文情報】
〇タイトル
Garlic-derived metabolite activates LKB1, promotes adipose eNAMPT secretion, and improves age-related muscle function via hypothalamic signaling.

〇著者
鈴木 順一朗1, 吉岡 潔志2,3, 栗田 雅弘1, 杉本 拓海4, 江口 貴大3, 伊藤 尚基3, 児玉 歩生3, 亀井 康富4,
大谷 政博1, 松友 利暁1,今井 眞一郎2,5
1, 湧永製薬株式会社
2, 一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構(IRPA)
3, 国立長寿医療研究センター
4, 京都府立大学
5, ワシントン大学(米国ミズーリ州セントルイス)医学部

〇掲載誌
・Cell Metabolism HP はこちらをクリック
・掲載論文の詳細および本文はこちらをクリック

【その他詳細は下記よりご覧ください】
○一般社団法人プロダクティブ・エイジング機構のホームページはこちらをクリック